10年前の私 - ko-daiブログ

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京都アニメーションさんの作品「けいおん！」を始めてみたのは10年前ですね。私がまだ小学生の頃です。

あの頃はまだインターネットを使っていなかった時代でしたので当時の私は本当に考えが凝り固まっていました。

その頃の私は深夜アニメは気持ち悪いオタクだけが見るものだろうと思っていました。だからもし、私が女の子ばかり登場するアニメを見ている事が親や姉にバレたら男のくせに何見てんだよ！とか言われてキモオタのレッテルを貼られ、一生惨めな思いをするのだろうなと思い家族には黙ってこっそり見てました。

今でも鮮明に覚えてます。初めてけいおん！のedを見た感覚。澪ちゃんが歌うシーン。とってもカッコよくて可愛くて私は心臓バクバクで興奮が抑えきれていなかったのを覚えています。

私はこの作品の世界観を体感し、そしてこの作品は乾ききった現実に潤いを与えてくれました。それでもっとアニメを感じていたくて他の作品も貪るようになりました。

その頃の自分は本当にアニメが大好きでした。でもアニメは世間では受け入れられない現実。当時の私はアニメの偏見に疑問を持ちつつ、周りからはオタクとバカにされたくなかったので隠して生きていました。

そう、私は教育の環境の場によって洗脳されていたのです。

それでも私はインターネットの存在を知り日本にはこんなにも色々な悩みを持ってる人がいるのだと知り、これまで自分はマイノリティだと思っていたけど結局その場の環境に自分がマインドコントロールされていただけなんだ、、、私ははみ出した孤独でかわいそうな奴じゃないんだ、、、そう思えるようになりました。

今では普通にインターネットを使っていますが、もしそれが無ければ好きなものを好きと言える場が無かったのではないでしょうか。

なぜ日本はこうも普通とは違う人を排除しようとするのですか？民主主義なのですからみんな幸せっていえる社会じゃないとおかしいではないですか！

インターネットを通して孤独な人達が一人でも多く救済される事を心より願っています。